奈良時代の年表とできごと

奈良時代を表すイラスト

奈良時代は710年から794年までの約80年間で、律令国家と仏教の力で国を治める時代です。平城京を都にして、律令のしくみと仏教の力で国を治めようとした時代で、聖武天皇が東大寺の大仏をつくらせました。

2026/09/19 更新・ふりがなつき

いつから
710年
いつまで
794年
長さ
約80年間
前の時代
飛鳥時代あすかじだい
次の時代
平安時代へいあんじだい
中心になった人
聖武天皇しょうむてんのう・行基ぎょうき・鑑真がんじん

この時代の流れ

  1. 平城京へいじょうきょう(710)
  2. 律令制と班田収授はんでんしゅうじゅ
  3. 聖武天皇しょうむてんのうと東大寺とうだいじ大仏だいぶつ
  4. 墾田永年私財法こんでんえいねんしざいのほう→荘園しょうえんの始まり

奈良時代の年表

中学受験でよく出るできごとを、年の順にならべました。できごとの名前をタップすると、年表アプリで前後の流れを見られます。

  1. 710年平城京へいじょうきょうに都みやこを移す元明天皇げんめいてんのうが、唐とうの都みやこの長安ちょうあんを手本にして、奈良ならに平城京へいじょうきょうという新しい都みやこをつくり、藤原京ふじわらきょうから都みやこを移しました。
  2. 712年古事記こじきの完成かんせい稗田阿礼ひえだのあれが語り伝えた神話や天皇てんのうの記録を、太安万侶おおのやすまろが書きまとめて元明天皇げんめいてんのうに差し出した、日本で最も古い歴史書です。
  3. 713年風土記ふどきをつくる命令めいれい元明天皇げんめいてんのうが全国の国ごとに、地名のいわれや産物、伝説などを書いて報告するよう命じました。
  4. 717年阿倍仲麻呂あべのなかまろらの遣唐使派遣けんとうしはけん717年の遣唐使けんとうしには、阿倍仲麻呂あべのなかまろ・吉備真備きびのまきび・玄昉げんぼうなど若い留学生りゅうがくせいが加わりました。
  5. 720年日本書紀にほんしょきの完成かんせい舎人親王とねりしんのうが中心となって、神代から持統天皇じとうてんのうまでの歴史を年代順に漢文かんぶんで書いた、日本で最初の正式な歴史書が完成かんせいしました。
  6. 723年三世一身法さんぜいっしんのほう人口がふえて口分田くぶんでんが足りなくなったため、新しく土地を切り開いた人には、3代(子・孫・ひ孫)まで土地を持つことを認めた法律です。
  7. 729年長屋王ながやおうの変へん藤原不比等ふじわらのふひとの4人の子が、皇族こうぞくの長屋王ながやおうに反乱はんらんのうたがいをかけて自害に追いこみました。
  8. 737年天然痘てんねんとうの大流行だいりゅうこう九州きゅうしゅうから広がった天然痘てんねんとうが都みやこでも大流行だいりゅうこうし、藤原四兄弟ふじわらしきょうだいをはじめ多くの人が亡くなりました。
  9. 741年国分寺建立こくぶんじこんりゅうの詔みことのり聖武天皇しょうむてんのうが、仏教ぶっきょうの力で国を守るため、国ごとに国分寺こくぶんじと国分尼寺こくぶんにじを建てるよう命じました。
  10. 743年墾田永年私財法こんでんえいねんしざいのほう新しく切り開いた土地は、いつまでも自分のものにしてよいと認めた法律です。
  11. 743年大仏造立だいぶつぞうりゅうの詔みことのり聖武天皇しょうむてんのうが、仏教ぶっきょうの力で国を守るため、紫香楽宮しがらきのみやで大きな仏像ぶつぞうをつくるよう命じました。
  12. 752年東大寺とうだいじの大仏開眼供養だいぶつかいげんくよう約10年かけてつくられた東大寺とうだいじの大仏だいぶつが完成かんせいし、仏ほとけの目を入れる開眼供養かいげんくようの式が行われました。
  13. 753年鑑真がんじんの来日らいにち唐とうの高僧こうそう・鑑真がんじんが、5回の失敗と失明を乗りこえて、6回目の航海でついに日本に着きました。
  14. 769年宇佐八幡宮神託事件うさはちまんぐうしんたくじけん(道鏡事件どうきょうじけん)「道鏡どうきょうを天皇てんのうにすれば国が安らかになる」という宇佐八幡宮うさはちまんぐうのお告げが伝えられましたが、和気清麻呂わけのきよまろがうそだと報告し、道鏡どうきょうは天皇てんのうになれませんでした。
  15. 784年長岡京ながおかきょうに都みやこを移す桓武天皇かんむてんのうが、仏教勢力の強い平城京へいじょうきょうをはなれ、山城やましろの長岡京ながおかきょうに都みやこを移しました。

押さえておきたいポイント

  1. 政治都みやこの移り変わりは順番で

    平城京へいじょうきょうに都みやこを移したのは元明天皇げんめいてんのう(女性の天皇てんのう)、長岡京ながおかきょうと平安京へいあんきょうはどちらも桓武天皇かんむてんのうです。長岡京ながおかきょうと平安京へいあんきょうの10年の差にも注意しましょう。

    1. 694年藤原京ふじわらきょう
    2. 710年平城京へいじょうきょう(元明天皇げんめいてんのう)
    3. 784年長岡京ながおかきょう(桓武天皇かんむてんのう)
    4. 794年平安京へいあんきょう(桓武天皇かんむてんのう)
  2. 外交・世界717年の遣唐使けんとうしは3人セット

    奈良時代ならじだいには、唐とうの進んだ制度や文化を学ぶため遣唐使けんとうしが送られました。717年の遣唐使けんとうしに加わった3人の、その後のちがいが問われます。

    阿倍仲麻呂あべのなかまろ(留学生りゅうがくせい)
    唐とうで高い役人やくにんになり、日本に帰れなかった
    吉備真備きびのまきび(留学生りゅうがくせい)
    帰国きこくして聖武天皇しょうむてんのうに重く用いられた
    玄昉げんぼう(学問僧)
    帰国きこくして聖武天皇しょうむてんのうに重く用いられた
  3. 文化・くらし古事記こじきと日本書紀にほんしょきのちがい

    2つをあわせて「記紀」とよびます。間の713年には、元明天皇げんめいてんのうが国ごとに風土記ふどきをつくるよう命じました。

    古事記こじき日本書紀にほんしょき
    完成かんせい年712年720年
    中心人物太安万侶おおのやすまろ(稗田阿礼ひえだのあれ)舎人親王とねりしんのう
    書き方日本語風の文漢文かんぶん・年代順(編年体へんねんたい)
    性格神話・物語が中心国の正式な歴史書

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おもな人物

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文化

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まぎらわしい用語

年号の語呂合わせ

  • 710年なんと(710)見事な平城京へいじょうきょう
  • 712年ない(71)、ふ(2)るい記録が。だから古事記こじきにまとめた
  • 713年ないさ(713)、風土記ふどきにのらない土地は
  • 717年な(7)い(1)な(7)いと嘆く仲麻呂なかまろ、唐とうへ出発
  • 720年なにを(720)書いたか日本書紀にほんしょき
  • 723年なじみ(723)の土地を子に孫に
  • 729年なに苦(729)しむ長屋王ながやおう、藤原氏ふじわらしに追われて
  • 737年なみ(73)だな(7)がす都みやこ、天然痘てんねんとうでみんな苦しむ
  • 741年な(7)、よい(41)国にと国分寺こくぶんじの詔みことのり
  • 743年公地はなしさ(743)、墾田永年私財法こんでんえいねんしざいのほう
  • 743年なしさ(743)不安、大仏だいぶつつくれの詔みことのり
  • 752年難攻不落(752)奈良ならの大仏だいぶつ
  • 753年和み(753)輝く鑑真がんじん
  • 769年なろく(769)ず、道鏡どうきょうは天皇てんのうになれず
  • 784年悩(78)む都みやこ、し(4)ばらく長岡京ながおかきょう

確認問題

答えを考えてから、問題をタップして答えと解説を確かめましょう。

  1. Q1平城京へいじょうきょうに都みやこを移したのは何年でしょう。

    710年

    平城京へいじょうきょうに都みやこを移す(710年)。元明天皇げんめいてんのうが、唐とうの都みやこの長安ちょうあんを手本にして、奈良ならに平城京へいじょうきょうという新しい都みやこをつくり、藤原京ふじわらきょうから都みやこを移しました。ごろ合わせ: なんと(710)見事な平城京へいじょうきょう

  2. Q2『古事記こじきの完成かんせい』が起きたのは何年でしょう。

    712年

    古事記こじきの完成かんせい(712年)。稗田阿礼ひえだのあれが語り伝えた神話や天皇てんのうの記録を、太安万侶おおのやすまろが書きまとめて元明天皇げんめいてんのうに差し出した、日本で最も古い歴史書です。ごろ合わせ: ない(71)、ふ(2)るい記録が。だから古事記こじきにまとめた

  3. Q3『日本書紀にほんしょきの完成かんせい』が起きたのは何年でしょう。

    720年

    日本書紀にほんしょきの完成かんせい(720年)。舎人親王とねりしんのうが中心となって、神代から持統天皇じとうてんのうまでの歴史を年代順に漢文かんぶんで書いた、日本で最初の正式な歴史書が完成かんせいしました。ごろ合わせ: なにを(720)書いたか日本書紀にほんしょき

  4. Q4『三世一身法さんぜいっしんのほう』が起きたのは何年でしょう。

    723年

    三世一身法さんぜいっしんのほう(723年)。人口がふえて口分田くぶんでんが足りなくなったため、新しく土地を切り開いた人には、3代(子・孫・ひ孫)まで土地を持つことを認めた法律です。ごろ合わせ: なじみ(723)の土地を子に孫に

  5. Q5『国分寺建立こくぶんじこんりゅうの詔みことのり』が起きたのは何年でしょう。

    741年

    国分寺建立こくぶんじこんりゅうの詔みことのり(741年)。聖武天皇しょうむてんのうが、仏教ぶっきょうの力で国を守るため、国ごとに国分寺こくぶんじと国分尼寺こくぶんにじを建てるよう命じました。ごろ合わせ: な(7)、よい(41)国にと国分寺こくぶんじの詔みことのり

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つぎのステップ

年代と内容は、教科書・塾教材の記述にそろえた学習用のものです。異説がある年は、年表アプリの項目の中に記しています。まちがいを見つけたらお問い合わせから教えてください。